ディスポーザブル浣腸
代表格はイチジク製薬のイチジク浣腸です。一般家庭で使用されるのはこのタイプです。 形状としては卵形の容器のものと蛇腹式の容器のものがあります。 同様の形状をした繰り返し使用できる形式の物もあります。
また、最近では医療機関でもシリンジタイプではなくこのタイプが使用されるようになってきています。 日本で販売されているディスポーザブル浣腸はほぼすべてグリセリンタイプで、 濃度は50%前後になっています。
一般家庭向けとして薬局などにおかれているタイプは5ml〜40ml程度のものが多く、 大人用としては30ml〜40mlで通常であればこの容量で十分な効果がありますが、 もし、十分に効果が得られない場合は、もう一つをさらに注入するようにします。
医療用に用いられるタイプには最大150mlの大きなものもあります。 ただし、医療用のものは必ずしもすべてを注入する訳ではなく 、医師の判断で患者の状態にあわせて調節できるように余裕のある容量となっています。
注入用の管は医療用では10cm程度以上のロングチューブタイプが一般的です。 一方、一般家庭向けでは先端が3cm〜5cm程度のものが多く、 これでは肛門間近に注入されてしまうため、十分な効果が得られるまでに時間がかかる上、 便意は早く強まってしまう欠点があります。
しかし、家庭で行う程度の軽い便秘の治療であればこれで十分です。 逆に言えばこのタイプの浣腸で解消できないような症状は医療機関に頼るべきだということです。
シリンジ浣腸
シリンジ浣腸とは、ピストン式のガラスの管の中の薬剤をシリンダーで押し込む圧力で 注入するタイプです。煮沸消毒などによって繰り返し使用することが出来ます。
シリンジカンチョウは、プラスチック製の使い捨てタイプも少ないながらありますが、 こちらはディスポーザブル浣腸に分類すべきところでしょう。カンチョウといわれて思い浮かべるのはこちらの方式が もっともポピュラーで、いわゆるカンチョウ器といえばこの浣腸器具を指す場合が多いと思います。
ディスポーザブル浣腸が普及する以前は一般家庭でも所持されることもありました。しかし、 取り扱いが少々面倒でガラスが割れる危険性などもあり、医療機関などでも手軽なディスポーザブル浣腸が 用いられるようになり、姿を消しつつあります。
昨今ではむしろアダルトグッズとして見かけることの方が多いですね。 シリンジカンチョウの量としては数10ml〜200ml程度の量を注入する際に利用されます。
50ml〜100mlの浣腸器が一般的です。また、家畜用に 200ml〜500mlといった大容量の物も存在します。 嘴管を直接肛門に挿入して注入する場合もありますが、より効果を高めるにはカテーテルを使用し、 直腸奥へ注入するようにします。